ペットが私たちを健康にするというのは本当か?

おはようございます。
まもなく日本は、超高齢化社会を迎えようとしています。
私の親も80才、脳の老化は止められないけれど、少しでも遅らせることができればと思うことは、高齢者の親を持つ子なら、皆が思っていることではないでしょうか?
こんな記事を見つけましたので、紹介します。
~the WOOFより~

ペットを飼うことは、私たちの健康に良い影響をもたらすと言われています。

飼い主としては「そうだよね。そうに違いない」と深く頷く言説ですが、実際のところは科学的検証には一貫性はなく、さらなる研究が待たれるというのが現状のようです。

ペットが私たちを健康にするというのは本当か?

ペットと人間に与える影響についての研究を見るときには、これらが因果関係の証明が難しいものを扱った研究であることに注意を向けなければなりません。例えば「ペットを飼うと健康になる」という結論は、対象が”ペットを飼うことができる社会的・経済的安定性を有している人”だからこそ導き出された結果なのかもしれません。「ペットの存在が健康にした」のか「そもそも健康(あるいは治療を受けられる人)がペットを飼ったのか」は、常に議論になるところです。

このほか、研究参加者は限定的であることにも注意が必要です。参加者やバックグラウンドが異なれば、違う結果が出ることもあるのです。例えばアメリカ心臓協会(AHA)は2013年、犬を飼うことが心血管疾患(CVD)のリスク低下に繋がると結論し、これを発表しました[1]。ただ実際には、脂質、グルコース、心拍変動などの心血管危険因子が改善されたものもあれば、悪化したものものもあり、研究結果に一貫性はありません。人間の体は複雑で、それぞれの状態は全く異なります。結果は常に”最もありそうなもの”であり、絶対ではないのです。

ペットと健康の関連で最も有力なのが、「ペットの存在は私たちの心の健康に良い影響を及ぼす」というものです。ペットは不安や社会的隔離を減らし、メンタルヘルスの問題を解決する可能性があると言われており、多くの専門家の意見もほぼ一致しているようです。ただしポジティブな結果についても、ペットとの絆の度合いによって影響が異なるとか、男女の別により差が見られるなど、やはり限界は残されています。

そんな”ただし”がつくペットと私たちの健康の関係ですが、飼い主である我々は「ペットは良い!」という結果を聞きたいものですよね。今日は、過去1〜2年で発表された興味深い研究をピックアップしてお届けします。これらの研究の結果は上述の通り、まだ限定的なものではありますが、私たちのメンタルヘルスの問題を解決できる可能性を示す嬉しいものばかりです。

犬の存在とメンタルヘルス

・ペットは脳の化学物質に影響する
2016年に発表された研究によれば、ペットの存在はオキシトシンレベルを増加させ、コルチゾールレベルを低下させます。オキシトシンレベルは、動物(特に犬)との接触により増加すると言われています。コルチゾールが多量に分泌されると、血圧や血糖レベルを高めるとともに免疫機能の低下や不妊をもたらすと言われています。また最近の研究では、海馬を萎縮させるという現象も観察されているそうです[2]。

・ペットのお世話が心を救う
ペットは極めて身近な存在。彼らが存在することやお世話の必要性が、鬱々とした気持ちや過度な不安から救ってくれることは少なくありません。犬であれば、ご飯やブラッシング、お散歩や遊びなど、多くの仕事を与えてくれます。「長期的にメンタルヘルスの問題を管理するうえで、ペットの存在は主要とみなすべき」とする研究者もいます[3]。

・ペットは認知症患者の薬を減らす
2017年に発表された研究[4]によれば、ロボットペットとの対話をした患者群(平均年齢83.4歳の患者からの無作為抽出)は、標準的な活動プログラムを受けた患者群と比較して、ストレスと不安の減少がみられ、実際に心理療法薬及び鎮痛薬の使用の減少もみられたそうです。認知症患者は記憶力が低下することで不安や行動の問題に直面することが多く、本人や家族は大きなストレスに直面するものですが、ペットとの絆を紡ぐことで、こうしたストレスを軽減できる可能性があるということです。

・ペットは幼児の成長に良い影響を及ぼす
ペットの所有と幼児の感情との関係性についてのレビュー論文[5]によれば、幼児期にペットと暮らすことは感情的、行動的、認知的、社会的な成長に関係があるということです。また2017年に発表された論文[6]は、ペットへの愛着を持った幼児は、ペットを世話する方法を学ぶことで、人を思いやる行動、攻撃性の減少、より幸福であることに関連していることを報告しています。

投稿日時:2019年2月25日

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