犬は生まれつき「人間の指示を理解する能力」を身に付けていることが判明

こんばんは。
犬って、元々賢い生き物なんですね。

ライブドアNEWSより

犬が「待て」や「お手」といった芸を披露したのを見たことがある人も多いはず。こうした「飼い犬が人間の指示を理解できる能力」が生来のものなのか、それとも子犬のころから人間と一緒に暮らして身につけたものなのかは分かりません。そんな中、人間と一緒に暮らしたことがない野良犬を用いた実験により、「犬は生まれつき人間の指示を理解できる可能性が高い」ことが明らかになりました。
地球上には3億頭の野良犬がいるとされていますが、そのうち10分の1にあたる約3000万頭がインドに住んでいると推測されています。こうした野良犬が媒介した狂犬病により、インドでは毎年2万人が命を落としているとのこと。そのため、インドでは野良犬が社会問題となっています。

そこで、インド科学教育研究院に勤める動物行動学者アニディンタ・バドラ氏らの研究グループは、野良犬の生態についての理解を深めるため、野良犬160頭が人間の身ぶりを理解できるかを調べる実験を行いました。研究グループはまず、インドの西ベンガル州にある3つの都市で野良犬を探索。人間からエサをもらうことに慣れていない野良犬でも実験を行えるように、不透明なボウルに鶏肉を入れて野良犬に与えました。この時点で、鶏肉を与えられても、人間に近づくことができなかった野良犬37頭が実験対象から除外されました。

研究グループは次に、犬や実験を担当する人が見ていない場所で「鶏肉を1切れ入れたボウル」と「鶏肉の匂いだけをつけた空のボウル」を用意し、段ボールでフタをして担当者に手渡しました。犬だけでなく、実験担当者にも鶏肉入りのボウルが分からないようにしたのは、担当者の心理が実験結果に影響を与えないように二重盲検法の状態を維持するためだとのこと。
実験担当者は地面に置いたボウルのうち、ランダムに片方を指で示すジェスチャーを行います。
そして、「犬がボウルに近づいたかどうか」と「犬が近づいたボウルが、人間が指さしたボウルかどうか」を確認する実験を1頭につき3回行いました。
その結果、野良犬のほぼ半数がどちらのボウルにも近づくことができなかったとのこと。これについてバドラ氏は、「狂犬病の危険性や、衛生上の問題から、インドの野良犬は人からたたいて追い払われたり、毒入りのエサを与えられたりするため、警戒して近づくことができなかったのでしょう」とコメントしています。
一方、ボウルに近づいた野良犬が「人間が指さしたボウル」に接近した割合は80%と、有意な結果となりました。また、最初の実験で野良犬が鶏肉を食べることができた場合、2回目以降の実験で野良犬が「人間が指さしたボウル」に接近する確率はより高くなったとのこと。

バドラ氏は、「今回の実験により、野良犬でもボディランゲージを理解する能力が非常に高いことが分かりました。これは、犬が初対面の人間を注意深く観察し、その指示をよく理解できるだけの能力を生まれつき持っていることを示しています」と述べました。

投稿日時:2020年1月29日

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