犬の嗅覚
- 広島 特定非営利活動法人アニマルセラピー協会
- 7月23日
- 読了時間: 2分
🐶犬の嗅覚の特徴
1.
嗅覚の鋭さ(どれくらいすごい?)
犬の嗅覚は人間の1万〜1億倍といわれています。
鼻の中の嗅細胞(においを感じる細胞)は、人間が約500万個に対し、犬は2億〜3億個以上もあります。
脳の中の**嗅球(においを分析する部分)**も、人間よりはるかに大きく発達しています。
2.
種類別の能力差
特に優れている犬種:ブラッドハウンド、ビーグル、シェパード、ラブラドールなど。
嗅覚作業が得意な犬種は、警察犬・探知犬・セラピー犬などに向いています。
🧠どんなにおいを感じているの?
1.
人間にはわからない“情報”をかぎ分ける
犬はにおいの“層”を分解して嗅ぎ取れます。
例:カレーのにおい → 人間は「カレー」と認識。犬は「肉、野菜、スパイス…」と成分ごとに分けて感じます。
さらに、感情や体調の変化もにおいから察知します。
緊張、興奮、病気、ホルモンの変化など。
2.
時間や方向もわかる
何時間前に通った人かをにおいの濃淡から推測できます。
風向き、湿度、地面の素材などの情報も、においと一緒に判断します。
🐾どんな場面で役立っている?
利用場面
役割
🐾警察犬
犯人の追跡、薬物・爆発物の発見
🐾災害救助犬
地震などで倒壊した建物からの人の捜索
🐾医療探知犬
癌、糖尿病、てんかんなどをにおいで検知する訓練
🐾セラピー犬
ストレス・不安のにおいを察知し、そばに寄り添う
🐾迷子探し
行方不明のペットや人をにおいで探し出す
🌟犬の嗅覚を活かす遊びやトレーニング(家庭でも)
ノーズワーク(におい探しゲーム)
おやつを隠して探させる。脳と鼻をしっかり使って疲れさせる知的遊び。
においの嗅ぎ歩き(スニッフィング)
お散歩中、においを嗅がせることも大事な「情報収集」であり、満足度が高まります。
マットやおもちゃを使ったにおい探し
「スナッフルマット」や「知育トイ」でにおい探しトレーニングができます。
💡まとめ
犬の嗅覚は「世界をにおいで見ている」ともいえるほど重要な感覚です。
嗅覚を活かすことで、心の安定や集中力の向上にもつながります。
セラピー活動にも大きな強みになりますね✨
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